微地形模型制作のための技術ノート

地図データを三次元プロジェクションしても微地形模型とぴったり合わない。それは、投影面が凸凹していることもさることながら、プロジェクターも短距離のワイド型ということもあり、プロジェクターから離れた点であればあるほど、ズレが大きい。ざっと計算すると、もっともズレが大きいところで、2-3cmほどになる。特に台地と谷の切り替わり面は、無視できないほどに変化量が大きい。



補正プログラムの元となる参考図



式を元にprocessingを用いて変形プログラムを作る。これは、初期版。
すべての点において幾何学変形を施している。理論上はまったくズレがない計算になる。ピクセルの移動距離が大きいところは、赤で示したように巣ができてしまうため、巣を補完するプログラムを書き加える必要がある。



巣の取り除き方は様々な方法があると思われるが、今回は、周辺のピクセルから補間する形で処理している。

この座標変換プログラムを用いることによってどんなコンテンツも技術的には、微地形模型にきちんと整合させることができる。

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